シレン・・・

2009年07月02日

今日は順調にはいかなかったが、シレンを乗り越えそれなりに達成感を感じた一日だった。

日も傾き帰路についたころ、携帯が鳴った。

廻る寿司屋に集合との指令だった。

店に入ると、先に来た者たちはテープについてお寿司を食べていた。

そのとき、何かが私の神経にサワッタような気がした。

席に着くと息子は不参加、ヨメは何皿か食べて次の行動に移りつつあった。

おしぼりで手を拭いて、湯飲みにお茶の粉を入れる頃には、テーブルに残ったのは私と娘だけだった。

その頃から店に入ってテーブルに着くときに神経にサワッタものが具体的に見えてきた。

隣のテーブルが非常に「ウルサイ」

席に着くときに見えたのだか、女子の中学生か高校生くらいのが5~6人くらいがそこにいた。

私は、お茶をすすりながら食べるものを考えていた。

インターホンのボタンを押して魚の赤だしと茶碗蒸しをオーダーした。

ここでは今、鯨のベーコンの寿司と皮の寿司を出しているようなので、それもオーダーした。

しばらくして赤だしが届いた。

蓋を開けて中を箸でかき混ぜると、ブリのアラにたっぷり身がついていたので嬉しくなりながら一口すすった。

そのときだった。

なにやら訳のわからない奇声とともに座っていた椅子の背もたれがドスンと動き危うく赤だしの中に顔を突っ込むところだった。

だんだん隣のテーブルの騒音が耳についてきた。

そうすると背もたれの振動も頻繁になり、騒音も今まで以上に激しくなってきた。

すこし苛立ってきたところに鯨の寿司2品が届いた。

皮はショウガを利かせて食べ、ベーコンは懐かしい味がした。

顔を上げると蟹の身と飛び子?が入ったおイナリさんが廻っていたので捕獲した。

捕獲したおイナリさんの皿を持ちながら、娘に「茶碗蒸し来たか?」とたずねたら、「見てない」とのことだった。

おイナリさんを口に入れようとしたとき、さっきの赤だし以上の振動が再び背もたれから伝わってきた。

一度上がった血圧が鯨の寿司を食べて、沈静化していたのに再度の攻撃でまた上がってしまった。

この場合、とるべき手段は二つ考えられる。

第1の案

振り返って注意を促す。


第2の案

店を出る。

第1の案は、上手くいくと非常に効果があがり、以後ココロ静かに食事を続けることができるだろう。

ただし、へたをすれば隣のテーブルだけでなく店中から浮き上がって、隣のテーブルから「変なオッサン」呼ばわりされる恐れも考えられる。

そして私は迷わず第2の案を採用した。

その時点で、寿司3皿、赤だし1杯だった。

ハラは立つおなかはすくは・・・

会計をすませて、外に出てから思い出した。

茶碗蒸しはまだか・・・



画像のカメは本事件とは一切関係ありません・・・


Posted by megumi at 22:23 Comments( 3 )